皆さん、運動してますか?
程よい食事と程よい運動が健康には良いとされていますが、せわしなく回り続ける現代日本、忙しすぎて運動を怠りがちという人も多いのではないでしょうか。
そんな中で運動習慣をつけるアイテムとしてオススメなのがフィットネスバイク。値段・性能はピンキリありますが、家庭用のライトユースなフィットネスバイクは今ではかなりお手頃な価格で買えるようになりました。
そんな訳で、滅多に運動をしない超インドア人間の筆者、この度フィットネスバイクを購入しましたので使用感のレビューをしたいと思います。当記事を執筆している時点で3週間ほど使用しているんですが、個人的にコスパ抜群です。
インドア系メガネぽっちゃりオタクデザイナー(34)、身の危険を感じ始める
突然ですが、筆者の身体的スペック(2月初旬時点)を記載します。
・164.8cm
・78kg
・体脂肪率30%オーバー
小中高、果ては大学までバリバリの文化系男子として過ごしてきた筆者。力仕事系のアルバイトをしていたので学生時代は体格に問題は無かった(むしろ少し痩せ気味だった)んですが、就職してデザイナーという肩書きの下仕事を続けて10年ちょっと。デスクワーク中心の生活で貯まりに貯まった体重、プラス25kg。
半年ほど前に体重計を購入したんですが、届いてすぐ測ってみたところ77.7kgと出まして、最初は「スリーセブン!縁起がええな!」とか言ってたんですが冷静に考えたら笑い事じゃあない。
さらに先日、職場から徒歩5分の場所に引っ越したので家⇔職場の徒歩移動の時間すら無くなり、本格的に運動する機会が減ってしまいました。
自分の好きなことをしながらの「ながら運動」に注目!
運動しようにも、そこは生粋の文化系人間。帰宅したら、ご飯食べながら好きなYouTuberの動画をチェックして友人とボイスチャットしながらゲームに興じ、風呂に入って就寝…と「外に出て運動する」という一コマに辿り着きません。
増える体脂肪、上がる年齢、下がる体力。文化系一本で生きてきた筆者ですが、流石に不安を感じ始めまして。そこでふと目についたのは、某YouTuberが「フィットネスバイク漕ぎながらライブ配信」する動画。なるほど、「ながら運動」!これならTV見たりYouTube見たり音楽聴いたり、なんならゲームしながら運動ができる!と考えまして。
今年、2019年は平成も4月で終わり「変化の年」な訳です。ならば筆者も時世に倣い自分自身にも変化を!「いっちょやってみっか!」のドラゴン某ル的精神でチャレンジしてみようと思い立ちました。つかもうぜ!健康体!
ながら運動の筆頭株、フィットネスバイク
まずはフィットネスバイクの情報収集。調べてみると、こういったペダルを漕ぐタイプの運動器具の名称でよく見る「エアロバイク」というのは株式会社コナミスポーツクラブの商標なんですね。※因みにコナミスポーツ製の「エアロバイク」は超高級品です、流石に手が出せませんでした。
フィットネスバイク – Wikipedia
フィットネスバイクは駆動方法が様々あり、その中で予算に合わせて選んだところ以下の2つに絞れました。
・マグネット式
内部の磁石の距離を調節してペダルの重さを調節。回し続けると発熱するので、30分以上の駆動は本体の寿命を縮める恐れあり(30分動かしたら1時間の冷却時間が必要)。強く踏み込んでの駆動にも向かないので、ダイエット目的の長時間の有酸素運動向き。
・スピンバイク
実際に回っているホイールにストッパーを押し当ててペダルの重さを調節。駆動に時間制限は無いけれど駆動時は「シュー」という音が常に発生。強く踏み込んで短時間の運動が出来るので、ロードバイクが趣味の人や本格的にトレーニングしたい人向け。
この中で、筆者はマグネット式のフィットネスバイクをチョイス。理由としては自分の性格上、「1時間も漕ぎ続ける様な習慣をいきなり付けられないだろう」という判断から。
ハイガー エアロフィットネス バイク HG-QB-J917B
購入したのはこちら。他に1万円を切るフィットネスバイク等もありましたが、初めて買うモノなので定番メーカーの商品を選びました。値段も1万円台前半と充分手の届く価格帯ですし。初めて買うジャンルの商品は、廉価すぎるモノを人柱的に購入するなど変に捻った所に行かずに、レビューとにらめっこしつつ定番メーカーを抑えた方が事故になりにくいですよ。
コンパクトタイプだけど大きさはそれなり、しかし組み立ては比較的カンタン
まずは開封時の写真を。コンパクトタイプとはいえ、少々重たいです。
※箱の中に入っているリモコンは大きさ比較として入れた、うちのTVのリモコンです。
パーツをすべて取り出した状態。
人間一人ぶんの体重を支える機械なのでネジ1本1本もしっかり締めないといけません。非力な人は少し大変かも。まあ…それもそれで運動の一環として頑張ってみましょう、マニュアルどおりに組み立てたら迷うことなく組み立てられると思います。
組み立てる時に気配り出来てるなーと感じたのがこちらのパーツ。組み立て前にネジが外れたり落ちたりしないように輪ゴムを引っ掛けて固定されていました。ネジひとつ間違えたり、失くしたりしたら事故になりかねない商品ですから、こういう一手間が加えられているのは個人的に好印象。
組み立て終わった直後の状態。
折り畳むと前後幅が短くなります。一人暮らし用の冷蔵庫と同じくらいの前後幅になりますね。
「ながら運動」向きなスマホ置き場付きだが、利用するにはひと工夫必要
ハンドルの中心部には各種項目が表示されるモニター付き。
数値は左から
・ペダルを漕ぐスピードを時速で換算
・ペダルを漕ぎ始めてからの経過時間
・走行距離
・消費カロリー数
・走行時の心拍数
となります。
経過時間はペダルを漕ぎ始めたら自動で進んで、ペダルを止めるとストップします。走行時の心拍数はハンドルに付いている金属製のセンサーを握るとそこから測ってくれます。単位はBPM(Beats Per Minute:一分間の拍数。音楽のスピードにも使われる単語ですね)。真ん中の緑のボタンはリセットボタン。長押しするとすべての数値がリセットされます。
モニター下部にはながら運動を考慮してかスマートフォンやタブレットを置けるトレイが付いているんですが、ここにタブレットを置くと肝心の経過時間や漕いでいるスピードが見えない上にリセットボタンを押してしまうので、若干使い勝手が悪いです。
ペース配分をチェック出来ないのは流石に厳しいので、ダイソーで粘着式のフックを購入して数字が見えるようにタブレットの置き場所を作りました。これで経過時間やペダルを漕ぐスピードを管理しながらタブレットを操作する事が可能に。
マグネット負荷方式なので連続使用は30分。運動不足な人にはそれでも充分!
筆者がフィットネスバイクを漕ぐ時の環境がこちら。デスクの前に設置してYouTubeをチェックしながら漕ぐスタイルですね。再生時間が30分に満たない動画を複数消化する時は、漕ぎながらマウスを操作するのが大変なのでタブレットのYouTubeアプリに同期して再生しています。長時間の動画やライブ配信、TVを見る時はPCの画面から垂れ流しで。
土日は自称アクティブ系オタクを名乗る手前、どこかしらに出掛けてカロリーを消費している(…筈)ので取り敢えず平日5日間、仕事から帰宅して食後に30分と習慣付けて使ってみることに。
使い始めてわかったのは、運動不足の身体にとってはたった30分とはいえ一定のスピードで自転車を漕ぐだけでも割と大変。漕ぎ終わる頃には汗びっしゃりになります。普段特に運動らしい運動をしない人間なので、汗びっしゃりになった自分という存在だけでなかなかの達成感。毎日、体重計に乗るのが少し楽しくなってきました。
今までの生活に挟める30分の新習慣。ひとまず続けてみる事に
以上、先日購入したフィットネスバイクのレビュー+使用感レポでした。いかがでしたか?
正直なところ、購入したフィットネスバイクは「折り畳みできてコンパクト」と表記しましたが耐荷重120kg(メーカー測定値)に耐えられる運動器具であり、作りもしっかりしているのでそれなりのスペースは取ります。家が鬼狭い人には向かないところはありますが、置けるスペースさえあれば普段デスクに向かう娯楽を楽しんでいる人はその合間30分の「ながら運動」という新しい習慣を付ける余地が生まれます。
普段の仕事がデスクワーク中心の人や、運動不足だという自覚がある人、そしてネットサーフィンやTVゲームなど、机に座して行う娯楽を楽しんでいる人にオススメです。最近の筆者のトレンドはフィットネスバイクを漕ぎながら某大乱闘粉砕兄弟のオンライン対戦です!全然勝てなくなるぞ!
因みに、この原稿の執筆時で使い始めてから3週間ほど経過していますが筆者の体重は77kg台前半(-1kg弱)、体脂肪率は29%前半(-1%弱)をうろうろしております。年季の入った体脂肪ですし、言うて1日のうち30分の運動です。1ヶ月も経たずに抜群に痩せるとは思っていません(逆に数週間でそんなに痩せたら何らかの病気を疑います)。継続は力なり、とも言いますのでひとまず続けてみることにします。目に見えて効果が出る期間まで続けられた時は、また記事にしようかと思います。それでは!
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