レビュー

ミッション:インポッシブル フォールアウトを見てみた【ネタバレ含む】

タイトル:ミッション:インポッシブル/フォールアウト
原題:Mission: Impossible – Fallout
製作年度:2018年
上映時間:147分
製作国:アメリカ

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』本予告 www.youtube.com

ご存知1996年に一作目が公開されていつしか30年超。御年56歳のトム・クルーズが送るシリーズ第6弾。ますます過激になるトムの体を張ったアクションが売りの作品ですが、実は最初の記事にこの作品を選んでしまったことを後悔しています。正直に言って凄すぎて言葉にならない。「ヤバイ」しか出てこない。レビュー書きづらい。

実録衝撃映像 奇跡の生還!九死に一生100連発!【全部トム】

海外や素人撮影の衝撃映像を絶え間なく流す特番をご覧になったことはあるでしょうか。この映画はあんな感じです。フィクションのはずなのに妙に現実的な映像がずっと流れるんです。しかも全部トム・クルーズなんですよ。
トム・クルーズが、骨折して話題となった【陸上選手さながらのビルジャンプ】【ヘリコプターにしがみつき、落下までするアクション】【2000時間の飛行訓練を経たヘリコプター操縦】、そして【成層圏寸前!高度7620mからのヘイロージャンプ】と、見る者の度肝を抜く「全て、本物」の超絶スタントに挑戦し、大きな話題を集めている。

ミッション・インポッシブル フォールアウト イントロダクション

上記は公式HPに記載されている今作の紹介文なんですが、確かにこれは特に見どころのアクションではあるんですが、もっと多くのアクションがあって147分切れ目なくアクションがあり息つく暇がありません。後半特に怒涛のようにアクションが連続してそのどれもが本人によるもの。めっちゃ走るし、めっちゃビル飛び越えるし、めっちゃ無茶な方法で飛び立つヘリにしがみつくし、めっちゃヘリ運転する。本人が。本人が。
しかも極力CG(VFX)を使わないという無茶っぷり。ヘリの運転とかまあ流石にここはCGだろ〜、と思って見終わったあとにYou Tubeで公開されているメイキング

ミッション:インポッシブル/フォールアウト』特別映像”All Stunts” www.youtube.com

見てると本人なんですよ。冒頭だけ本人が操縦してあとはスタントマンが、ではなく全部トム。別にアクションにCGを使うことは悪いことだとは思わないんですが、危ないから…危ないから…CGに頼ってええんやで。なにがトムをそこまでさせるのか。そんな状態だからか時々イーサン・ハント(役名)というより必死に危険なアクションしてるトム・クルーズの顔になってる場面があって演技を超えた何か…を見てる気がしてきます。
途中、ヒロインがヘリの下にぶらさがってる荷物にしがみつくイーサンを見ながら「なにをしているの!?」って言うシーンがあるんですが「ほんまそれ」。心の底から同意したい

角浦 内子
角浦 内子
ほんまそれ

トムなのか、イーサンなのか

あまりにも半分、トムみたいなイーサンですがまわりを固めるチームのメンバーがイーサンをサポートし、愛し、語るので「ああちゃんとミッション・インポッシブルなんだなあ」と物語として観賞できます。彼ら彼女らがイーサン・ハントの物語を掘り下げてくれるのが素晴らしかった。前回から引き続いてのヒロイン・イルサがとても魅力的。イーサンと同じ立場、同じ目線で話せる仲間でありヒロインっていうのは大変素晴らしい。1作目からずっとサポートしてくれるルーサーは心から安心できます。極度の緊張感が続く本作の箸休め的存在ベンジーには心から助けられる、ありがとうベンジー君が居てくれて心が休まるよ。かわいい、かわいいよベンジー。

エンタメなのか、実録なのか

正直、この映画未だに「ヤバイ」以外の感想が出てこないんです。ある種狂気さえにじむアクションへの執念を感じて。トムは次回作で宇宙に行きたいとか言ってるらしいんですけど実写で宇宙ですよ?もう実録じゃないですか。どこ目指してんだよ。
ドキュメンタリーなのかフィクションなのかちょっとわからないままそのもやもやした感じを抱えて家に帰ったら先に見てた母親に普通のテンションで「な?面白かったやろ?」って言われました。いや、うん、まあ面白いけど、フィクション的な整合性捨てちゃってるよね。もちょっと練った物語も見たかったかなあ。

画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』公式サイト 

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角浦 内子
スマホ片手にドラマ見てます。恋愛ものは苦手。気に入った映画は繰り返し劇場で見るタイプです。
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