マーケティング

初めての広告 折込チラシ編

広告といえば?新聞広告、新聞折込チラシ、ポスティング広告、DM、Web、SNS、ポスター、フライヤー、POP。。。幅広く手段があり、「さぁお店を出すから広告をだすぞ!」「お客様の再来店率を上げるぞ!」と考えてはいるもののどこから手をつければ良いのか、何をすれば良いのかよくわからないという方がほとんどです。そこで、媒体別にどういった業種/広告が適しているのか解説していこう、という企画。まずは新聞折込チラシ編です。

新聞折込チラシとは?

仕事中@
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そもそも新聞折込チラシとはなんでしょう?

一般的に新聞折込チラシとは世帯で定期購読されている新聞に挟み込んでいる薄い紙の広告のことを指しています。新聞を購読されているご家庭ではお馴染みですね。古くは江戸時代の引き札と呼ばれるポスティング広告に起源を発しており、新聞販売店が新聞を宅配するようになり、一般的になった、と言われています。また、新聞を宅配するというのは日本独特の文化であり、海外では新聞スタンドで購入するのが一般的です。この宅配制度が新聞折込チラシを特異な文化として日本に根付かせています。

その宅配制度を利用し地域限定広告をだせる、というのも新聞折込チラシの特徴です。TVCMと連動して全国に折込む、という手法ももちろんありますが、新聞販売店ごとのエリア/販売部数をみながら部数を絞っていくのが一般的です。

毎朝自宅に届き、自宅近辺エリアのプッシュ情報を受け取ることができる、というのが受け手からの新聞折込チラシであり、広告を届けたい相手のエリアを絞り込んでいける、というのが発信側から見た新聞折込チラシ、ということになります。

新聞折込チラシはこんな広告に向いている!

仕事中@
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では新聞折込チラシとはどんな広告を出すのが向いているのでしょう。

新聞折込チラシは新規客獲得のためのツールである!ということをまず念頭におかなければなりません。新聞折込チラシを見る人は大抵「今日は何の広告が入っているかな?」という受身でその日の折込を確認します。そこへ「知ってください」と積極的にプッシュするためのツールが新聞折込チラシです。ですから、お店を新規開店、リニューアルをした告知をする、または新商品が登場した、特別セールを開催するという告知には相性が非常に良いです。

とはいえ、新聞折込チラシをした世帯全ての人が手に取ってみるわけでは無いというのも事実です。ですが、そもそも広告とはそういうもので、受け手は自分が興味喚起されないものに対しては全く見向きもしません。ポスティング広告、スマホやWeb上の広告にしろ興味がなければ全く見もしないというのは誰しも経験されていると思います。広告とはそういうものと割り切ってしまうべきでしょう。それよりはどうやったら見てもらえるのか、という方向性で考えた方が良いでしょうね。

また、新聞は販売部数が減っていてそもそも若い世代は購入していないのでは?という疑問もあるかとは思います。残念ながらその通りで地域差はありますが販売部数は大きく減少しており若年層購読率も低いです。したがって、若年者層専用の商品を取り扱っている場合は向いていないと判断できます。逆に新聞を取っている世代はインターネットなどの情報源とは別に情報ソースを必要としておりそういった層にアプローチしたい場合は向いていると言えます。しかも大阪府の例をあげれば世帯数4,032,338世帯に対して折込可能部数は3,005,350世帯(2018年7月現在)であり、世帯カバー率でいえば75%ほどあります。予算がかかりますが、全紙に折込チラシを入れればエリアの75%の方に広告が到達する、と考えれば中々の到達率ではないでしょうか。特に新聞折込チラシは女性が良くチェックしていますのでスーパーや薬局などの生活必需品商品を取り扱っているお店は積極的に新聞折込チラシを現在も出しています。

あなたは普段、新聞(紙媒体)を読んでいますか?
※単一回答/10代から60代の全国男女(n=1200人)ここにテキストを入力


ライフメディア リサーチバンク調べ

ということで、「お店の存在を近隣エリアの人に認知して欲しい」「商圏エリアの人にセールを利用してお店に来て欲しい」「新聞を購読している層の方に買って欲しい商品がある」という広告をお考えの場合は新聞折込チラシが向いています。

まとめ

さて、サラッと新聞折込チラシのことに触れてきましたが、ご理解頂けたでしょうか。わかった!と思ったアナタ!半分正解です。自分のしたい、しなければならない広告が新聞折込チラシにマッチングしているならば躊躇わずチャレンジしてみると良いでしょう。しかし…この文章にたどりついた方はもうご存知かもしれませんが、新聞折込チラシは折込会社選定から始まりチラシ印刷会社を探して予算を決めてチラシデザイン作成をし、折込日をどの曜日にするのか予算から枚数を決めて1回で全数折込むのかはたまた数回にわけるのか、エリアをどうするのか、効果的なエリアはあるのか、いつ印刷していつ折込会社に納品するのかなどなど、決めなくてはならないコトが山盛りあります。業種によっては広告審査提出が地方自治体に必要な場合も。予算を極限まできりつめたい方は自身で全ての手配を取られると良いと思います。このご時勢ですから上記項目を一つ一つ検索していけば答えは見つかると思います。そんな時間ないわ!という方は我々のような広告代理店に丸投げしてみるとよいでしょう。手配からデザイン・印刷まで一式請け負うところが多いです。

また、次回以降で紹介していきますが、広告を出稿する媒体はとてもたくさんあります。エリア告知の方法なんかも色々ありますので、機会があればそちらも紹介していきたいですね。

ABOUT ME
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1977 年熊本生まれ。ノリと気合の営業部 員。好きな言葉は「阪神勝利」。口癖「今日阪神どやった?」。娘に嫌われながらも 仕事に育児ハッスルハッスル。
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