レビュー

ジョン・ウィック:パラベラムを前シリーズ2作を見ずに見てきた感想を書く

キアヌ・リーブス主演・総指揮のアクション映画、愛犬映画で話題のジョン・ウィック:パラベラムを見てきました。公開日の10月4日はジョーカーとハイアンドローザワーストとこのジョン・ウィックで大変治安の悪い世界観が描かれた映画が同時に公開され、どの感想を書こうかなと思ったのですが全く予備知識のないジョン・ウィックを選びました。

 

アクション・アクション・アクション・そしてアクション

ネットなどの評判でずっとアクションしている、愛犬を殺された男の復讐劇、作品の犬に対する愛情がすごすぎる、アクションがすごい、犬、というなんだかやたら個性的な感想を聞いていたので気にはなってたのですが前作を見る機会がなく、ちょうど3(パラベラム)が公開されたタイミングで見てみることにしました。
あまりあらすじも調べず、なんとかなるだろとたかをくくって見に行ったのですが最初に軽く前作までのおさらいがあった以降はそのまま怒涛のアクション・アクション・アクションで正直世界観などはよく分からず。しかしなんとなく「いわゆるジョン・ウィックは抜け忍で元の所属先に狙われてるんだな?」と、「で、街中に潜んでる殺し屋に見つからないように逃げて(それがまあ鬼ごっこっぽいのだけど)組織の親玉に不服申立をするんだな?」という大雑把な認識で以降はアクションや登場人物の個性、ファッションなどを楽しみました。それで十分楽しめました。

ちなみに公式の映画紹介は以下です。
数々の伝説で裏社会を震撼させてきた最強の殺し屋、ジョン・ウィックの鮮烈な復讐を、キアヌ・リーブスのキレ味鋭いアクションと、独自の世界観で描き一躍大ヒットシリーズとなった『ジョン・ウィック』。ジョン・ウィック追放という衝撃のラストで終わった前作『ジョン・ウィック:チャプター2』から2年、過剰なまでの超絶アクションも、新たなキャラクターが加わった豪華キャストも驚異の進化を遂げて帰ってきた!(ジョン・ウィック:パラベラム公式サイトより)/p>

ともかくアクションがすごいんです。四六時中アクションしている。街をちょっと歩くだけで組織にすぐ見つかってしまいそこですぐアクション。いや、この街(ニューヨーク)どんだけ殺し屋おるねん、一般市民:殺し屋の比率5:5か?ってくらいうじゃうじゃいるわけです。
そこで次から次へと様々なアクションが展開されていくわけですが肉弾戦・ナイフ・バイクチェイス、馬とバイクのチェイス、籠城戦などなどよく考えられたアクションばかりです。R-15なので暴力表現も結構キツめなんですが、口に本を咥えさせてその本をなんども殴って殺す(顎外れて本が脳みそまで到達して死ぬの??????)とかナイフがズラッと展示されてる場所で執拗なまでにナイフが飛び交い刺さりまくるなど、暴力表現苦手なのでちょっとドン引きしつつも、あまりに行き過ぎた暴力が笑いの方向に突き抜ける瞬間もあったりですごく楽しかったです。
馬とバイクのチェイスチーンなんかは組織のやつらなんでか馬を撃たないんですよ。「これが噂の犬愛か~馬にも敬意を払って攻撃しないんだなあ」と関心しました。もしかしたら違う理由かもしれませんが。
犬愛のシーンと言えばキアヌとハル・ベリーとの共闘シーンが素晴らしかったです。ハル・ベリーにはシェパードの愛犬が2頭いましてその2頭とハル・ベリーの連携が素晴らしいの一言。犬の攻撃の的確さとスピードがすごいんです。というかハル・ベリーがめちゃくちゃカッコいいしそれでいてお顔がキュートな感じで最高なんですよ。で、このシーン金の加工場が舞台なんですが熱く溶けた金があったので「ははーん、これが敵にかかったりあわや窯に落ちそうになったりするんですね?わかります」と思っていたらそんなことはなかった…。ないんかい。くっそ騙された。

あまりに個性的なラスボス「ゼロ」

中盤からこの作品のラスボスが出てきます。眼光鋭いスキンヘッドの寿司職人です。寿司職人で殺し屋です。お?笑うところかな?いや、そもそもこんなトンデモ日本を出すような素っ頓狂な作品だったのこれ?もうちょっとノワール系の作品かと思ってたよ…?。店がトンデモなのでぜひ見て欲しいのですがなぜか寿司屋なのにキャリー・ぱみゅぱみゅちゃんのニンジャリバンバンがBGMです。何言ってるか分かりませんね。さらにカウンターにネコチャーンがいます。あと役者さんは日本人ではないので日本語は片言です。脳裏をよぎるルーシー・リューの「ヤッチマイナー」。
しかしながら実力はたしかでめっちゃくちゃ強いんですよ。従えてる部下も強いし。
ただ、なんか本当に素っ頓狂でジョン・ウィックに元々憧れてた人物らしく彼に対する敬意があるんですが、敬意というより偶然レストランで遭遇したアイドルに対するオタクの態度で「あなたのファンです」とテンション高めでジョン・ウィックに伝えてきます。(ちなみにその段階で敵だとは分かっている)そこのやり取りのユーモラスな感じは予想してなかっただけになかなか衝撃的ですごく印象的です。こんな人物造形天才すぎる。

続編について

4の制作は決まっているそうです。世界観やファッション(今回は取り上げませんでしたが裁定人と言われる人物のファッションや組織の事務スタッフ?の設定がとても素敵)などもかなり楽しめましたし1.2もぜひ見たいと思いました。R-15なので見ようとするまで腰が重いんですが…。4も必ず見てみたいと思います。

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角浦 内子
スマホ片手にドラマ見てます。恋愛ものは苦手。気に入った映画は繰り返し劇場で見るタイプです。
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